おばけシューター

俺たちスーパーマジシャンのおばけシューターのレビュー・感想・評価

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)
3.4
こんきちは。64年ハーフダラー延べ10枚は持ってた、コインマジック初心者です。

突然ですが、今までで一番面白かったマジックを紹介します。

1人でショッピングモール歩いてると、誰かに呼び止められます。小さいスタジオでマジックの講座みたいなことやってたらしく、「客から選ぶとサクラを疑われるから、部外者のあなたに協力してもらいたい」と言われる。OK。

部屋に入ると10人ほどいる客の前に連れて行かれ、正方形の木の板に立たされます。動かないでと言われ、真っ黒い布を上から下まですっぽり被らされる。
「いまから彼が消えます。1、2、3!」
ガバッと布を取られる。あれっ、なんにもされてないけど…

しかし、客から悲鳴レベルの驚いた声。
後ろの方の人たちは全員立ち上がってキョロキョロしていて、もはや軽くパニックになってます。
なんと、私は消えていたのです!🫥

マジックとは、客との知恵比べです。人々が思いもつかないことを探し、考えの裏を突き、そしてまさかそんなことしないだろうという事をやってしまう!そういう意味で、このマジックは本質をついてると思い紹介しました。

そう、このトリックは、自分以外がサクラだったんです!自分一人に、自分が消えたと思わせるマジックだった。昔みたドッキリ番組でやってました。
あっ、マジックじゃなかった。

「俺たちスーパーマジシャン」の話でしたね。
「40歳の童貞男」で40歳の童貞男の役だったスティーブ・カレルと、どの映画でもブシェミのスティーブ・ブシェミがコンビの、俺たちシリーズ。

ホットファズ俺たちスーパーポリスメンは抜きにして、俺たちフィギュアスケーターの次くらいに好きな作品でした。やってることはほぼ同じですが、やっぱり2人のスティーブが良い。

マジックと映画って映像上なんでも出来てしまうため相性が悪いですが、本作ではあまり関係ないというか、マジックか?それ。いや違う。みたいなネタも多いので、グランドイリュージョンの最初みたいな工夫があればマジック好きとしてはよかったのになぁ。