あきしげ

セール・オブ・ザ・デッドのあきしげのレビュー・感想・評価

セール・オブ・ザ・デッド(2008年製作の映画)
2.5
死体泥棒の面白い話しをしよう。

良かった点。

・テンポがよく分かりやすい
・回想シーンに違和感がない
・コミカル的な要素が際立つ

悪かった点。

・意外にも地味な物語
・ゾンビ映画ではない
・会話がちょっと退屈

ゾンビ映画だと思って借りたら違う。
まさに安易なオブ・ザ・デッドです。
原題は死体売りだから全然違います。

出てくるキャラクターが濃いです。
語り手の主人公はあっさりな塩味。
師匠で相棒は濃いバーベキュー味。
ライバルは味覚をぶっ飛ばす激辛。
新たな女の弟子はゆずこしょう味。
という具合でみんな個性的である。

物語の核となるのは回想シーン。
それが上手く組み込まれている。
テンポがいいから違和感がない。

ただし、会話シーンに工夫があまりない。
ドミニク・モナハンとロン・パールマン。
二人だから間が持っているような空気感。
それでも少しばかり退屈に感じられます。

ファンタジックでコミカルな感じも悪くない。
全体的に地味な展開も逆に良い雰囲気を出す。
なんだか舞台をやっているような印象だった。
あきしげ

あきしげ