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ビートルズと私のtetsuのレビュー・感想・評価

ビートルズと私(2011年製作の映画)
3.0
ビートルズの映画に興味があったため、鑑賞。


[概要]

物心ついた頃から、ビートルズのファンだった監督が、関係者数十人にインタビューを敢行。一般のファンから共演者、仕事仲間や元恋人に至るまで、様々な人物とメンバーのエピソードをまとめたドキュメンタリー作品。


[感想]

俳優兼作詞家でもある監督ゆえ、映像の質や映画としてのクオリティは決して高くないものの、その熱意が結実したことで、記録的価値が残った1本。

ビートルズ愛を語るメンバーも多岐にわたり、ザ・ビーチ・ボーイズのブライアンさんやサイモン&ガーフィンクルのガーフィンクルさん、バングルスのメンバーといった音楽業界の有名人から名優ベン・キングスレーさん、『真夜中のカーボーイ』主演俳優など、映画ファンにも嬉しい個性豊かな顔ぶれが見所。

ジョージさんとファーストキスをした女性やビートルズ映画の出演俳優、メンバーをホワイトハウスに呼ぼうとした大統領令嬢に、傷心中のインドでジョン・レノンさんに勇気づけられた男性などなど、それぞれのエピソードが興味深く、散漫とした内容ながらも、ビートルズファンや彼らに興味を持つ人にとっては満足できる内容だった。

また、他のビートルズ映画を鑑賞していると、より楽しめるのは確かで、そこで触れられた人物が登場し、改めて語る姿にはテンションが上がった。

そういう意味で、ファン以外の方が楽しむためには、ある程度の予習を必要とする作品のようにも思った。
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