よしまる

ビートルズと私のよしまるのレビュー・感想・評価

ビートルズと私(2011年製作の映画)
3.8
 さて前回ローリングストーンズ関連の映画をレビューしてなんなんですが、自分の根っこはビートルズですw

 なら1日も早くDisney+でゲットバックを観るのがスジだろう⁉️とおっしゃるのもごもっとも。これはボクの今年1年の褒美に、自分へのクリスマスプレゼントに取ってあるのです。そして冬休みにSWとマーベルのドラマを見まくる。そんなバラ色の年末年始をひたすらに夢見ながら、毎日歯を食いしばってがんばっております。

 てな自分語りはほどほどに。今回はビートルズが好きすぎて、所縁のある人物に突撃インタビューをやりまくって映画作っちゃったという作品をレビュー。

 ビートルマニア的な人を紹介していくだけだろ?っとタカを括っていたらとんでもなかった!グラハムナッシュやブライアンウィルソン、ムーディーブルースのジャスティンとデニー、アートガーファンクルにスモーキーロビンソンと、同時代を駆け抜けたアーティストたちの嫉妬や羨望も見え隠れするコメントにワクワクが止まらない。

 ベンキングズレーの意外なエピソードや、ジョンボイトの屁のようなエピソード、リンゴやジョージの元恋人による生々しい想い出話など、初耳のネタも満載。

 著作権の問題からか楽曲の使用はほぼないにも関わらず、巧みな編集で世界観を保ちつつ、視聴者をトリップさせてくれる。
写真もインタビューの当人から借りたものもあれば適当にはめ込んだものまでいろいろだけれど、わざとらしくないギリギリのところでわかりやすく楽しませる趣向が高感度バツグン。
 てか、つまるところ愛だね、愛!

 周りを固めることでビートルズの偉大さを浮き彫りにするという狙いに忠実で、それがかなり最高の形で成立しているのではないだろうか。

 楽曲の素晴らしさやポップミュージックにもたらした数々の功績をさしおいても、彼等の人間性に触れてなおこれだけ愛すべき存在であることをあらためて感じられたことがとても良かった。

 極めて個人的な意見であることを承知で言わせていただくなら、ビートルズ好きな人ってみんな良い人!