最後の久我美子のセリフ通り、最初から最後まで白痴と呼ばれていた人物以外の方が全て異常に見えた。
特に張本人の久我美子が最も変人に見えた。
原節子は小津作品では見られない重々しい演技で、かなりイメージ…
おもしろかった。
亀田役の森雅之が、誰もがみとめる掛け値なしの善人という難しい役をすごい存在感で演じきれてて見事。
僕、という一人称の響きがとにかく可愛い。
ずいぶん昔にドストエフスキーの原作…
ドストエフスキーの同名タイトルを黒澤明が映像化。
原作も長大だが、この映画版も本来は4時間を超えるものだったらしいが、泣く泣くカットして今の状態に。
中身は4者4用の男女の愛憎劇だが、今見ればか…
場面全体から伝わるエグい気迫と主役陣の演技が狂気一歩手前で裏の制作現場の空気どんな感じだったんだろうと思った。演出と演技すごすぎてストーリーもはやどうでもいいという珍しい映画。そりゃこの入魂過ぎる映…
>>続きを読む死ぬまでに観たい映画1001本より702本目
黒澤監督の作品として認識が無かった作品です。
「羅生門」の後、「生きる」の前
イメージでは「四谷怪談」と「美女と野獣」を掛け合わせたような話が根幹にあ…
2023.12.9
ドストエフスキーの同名小説を元に、舞台を戦後の昭和に移した物語。
白痴とは重度の知的障害のこと。今作の主人公亀田は戦犯として処刑される直前に中止になり、しかしそのストレスから…
原節子の悪女役初めて観て凄みありすぎて、びっくりした!翻弄される切ない男役の三船敏郎も新鮮でした。終盤のオルゴールを使った演出とか、良くも悪くも演劇的な印象でしたが、主演4人の愛憎交差する緊張感あふ…
>>続きを読む松竹株式会社