MyYouMe

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのMyYouMeのレビュー・感想・評価

4.5
初回は公開時に劇場で鑑賞。
というか本作が私のMCUデビューだったので、やはり特別思い入れも大きい。
それまでなんとなく苦手意識があって食わず嫌いだったMARVEL CINEMATIC UNIVERSE。本作は一見さん大歓迎な作風という触れ込みだったので、それなら観てみようかと思えた私みたいな人、当時多かったんじゃないかな。
たしか高校生以下限定500円で劇場鑑賞できるという大盤振る舞いをしていたこともあったような。私は割引対象外だったけど、若い層やアベンジャーズを知らない層にもすごく間口を広げてくれたのは間違いない。

内容的にも愛すべきLoserたちの痛快スペースオペラ、アクションコメディの王道ということで楽しめる要素が満載。'70sミュージックで彩ったサントラからSF関連のビジュアルの細部に至るまで、ジェームズ・ガンのこだわりや手腕が冴えまくり。ギャグに関しては好き嫌いが分かれそうだけどポップセンスはかなり良いなと、今観返してみて改めて思う。

その生い立ちからどこか子供っぽかったり母親の形見であるウォークマンが手放せないピーター・クイル、愛らしい見た目で悪態をつくロケット、ネイチャー癒し系のグルート、ヨンドゥが口笛で操るヤカの矢など、キャラクターやガジェットも非常に個性的で魅力があって楽しい。

MCU的にはサノスの全貌が初登場だったり、コレクターがインフィニティストーンの由来やオーブの解説をちゃんとしていたのに、初見時はその重要性が全然わかってなかったな。
IWとEGに直接繋がる作品をあえてMCU初心者向けにする大胆さ。ケビン・ファイギだからこそ成せる技といったところか。
という事でまんまと策略にハマってMCUを追うことになった記念すべきシリーズ、最終章に向けておさらいレビュー。
MyYouMe

MyYouMe