MikiMickle

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのMikiMickleのレビュー・感想・評価

4.7
1988年、母親を亡くしたショックで外に飛び出した9歳の少年ピーターは、何者かに宇宙に連れ去られる………
それから26年、彼は、母の形見のカセットとウォークマンを手に、女たらしのトレジャーハンターになっていた。

盗んだ石が、銀河を滅亡させるほどの力があるものだったために、様々なやつらに追われるはめとなったが、最初は敵だった仲間と共に銀河系を守れるのか?!

この仲間が曲者。女殺し屋ガモーラと、毒舌アライグマ型クリーチャーのロケット、「私はグルート」しか言わない動く木(笑)、あまり頭の良くない荒くれ刺青男ドラックス。

彼らのやり取りがもう大爆笑で、最高すぎる♪

泣いた!!!
ヒーローには程遠い、はずれものの彼ら。ダメダメな負け犬たち。
そして、それぞれ何かを失っている心の寂しさがある。心の傷。
そんな彼らの切なさや活躍に、やられた。私はダメダメ男たちの不器用な友情もの、ブロマンス映画に弱いので、もうすごいツボ!!

『スターウォーズ』の迫力と『銀河ヒッチハイクガイド』のコメディ要素!!!

そして、この映画で重要なのが、音楽!!
そのピーターの母の作ったコンピレーションカセットの曲が流れるの。70年代の名曲がほんと素晴らしい。それも涙腺を刺激する。そして、地球の曲が流れることで、地球との繋がりも感じる事が出来て、普通のスペースものとまた違っている。
サントラ、欲しい。

監督はジェームス・ガン。
『スリザー』『スーパー!』など、ダメダメな普通の主人公たちが活躍する映画を作ってるけど、今作もそれにもれず!!! ほんと好き♪ 大好きなB級C級お馬鹿お下品エログロ映画製作集団トロマの出身だし♡

素晴らしいダメダメヒーロー友情SF映画。
MikiMickle

MikiMickle