このレビューはネタバレを含みます
この映画の主人公ケイト・ブランシェット演じるジャスミンは、あまり良い性格とは言えません
が、それでもあまり憎みきれないのは、彼女自身も苦しんでいるからでしょう。
少しかわいそうな気がしたのは、ジャスミンが息子から絶縁宣言をされてしまうところ。
夫に対して彼女のやったことは衝動的で家族を裏切る行為とはいえ、そこまで悪いことでしょうか?
実際、彼は悪事を働いていたわけで、捕まるのも時間の問題だったと思います。
結末は結局それほど人生は上手くいかないということかな。
それと、妹も含め、人は簡単には変われないというメッセージもあるのかもしれません。
ケイト・ブランシェットの代表作と聞いても、もっと有名な作品もあるのになぁ…と思ってピンときませんでした。
ですが、見終わった後、アカデミー主演女優賞を獲得したのも納得の素晴らしい演技で、彼女の女優としての凄さが頭と心に刻みこまれました!
この作品は、紛れもなく彼女の代表作のひとつでしょう!
そういえば、ジャスミンの妹役の女優さんが気になったのですが、シェイプ・オブ・ウォーターの主演の方だったんですね。
全然感じが違うので、驚いてしまいました!