めちゃくちゃ好き!続けて二度観た。一人の女性の転落人生を覗き見ているはずなのにブルームーンに載せて展開されるせいか、不思議と暗い話だとは思えなかった。
異常なまでにブルームーンに固執しているジャスミン、エンドロールに流れるブルームーン、コミカルな構成にウディアレン!てなった。余韻の残るこの感じ、ウディアレンの他の作品と似たものを感じる。
それにしてもケイトブランシェット様の品の良さ!狂っても綺麗!高級ブランドを取り入れたファッションが見どころ。プライドのみで形作られたような女性が惚れた男のせいでボロボロになっていく様子、儚くて美しいと感じてしまったんだな。電話をとった後わざと間をあけたり、パーティーへ来ていくドレスを見立てたり…女性らしさは過去のそのまま、忍び寄る静かな狂気にゾクゾク。
庶民的な妹を演じたサリーホーキンスのキュートさがたまらなかった…。サリーホーキンスみたいな顔の女って量産されて一定数いる気がする。クローンみたいに。謎