YutoKishida

ミケランジェロ・プロジェクトのYutoKishidaのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ナチスの悪あがきといったとこかな。ヒトラーの欲深さはもはや異次元をいってるよね。

フェルメールやレンブラント、ロダンといった美術をやってる人なら、いや美術をやっていなくても名ぐらい聞いた事があるほどの名人の作品達をナチスの人達はフランスやイギリスから奪っていく。ナチスが負けても、国からは沢山の歴史や文化の積み重ねが消える。国から上記の数たる名画と共に作者の存在も、また伝えられてきた宗教も消え去ってしまうのだろう…。
これが実話という真実には恐る。たった数人が今の様々の国にある国宝を、何百万もの作品を守ったんだから、リスペクトでは終えれない。もっと讃えるべきであろう。

フランスなどの国ではきっとこの映画の評価も高いのだろう。

バックグラウンドを知らないと、この映画の魅力は半減するが、知ろうと思う方にはオススメできる映画である。

音楽についてで、シリアスでもっと暗くすべきという意見もあるが、個人的にあの音楽によって助かってる部分もあるんじゃないかなーなんて思ったり…。
YutoKishida

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