FukiIkeda

ミケランジェロ・プロジェクトのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

3.8
大英博物館然り、基本的に古くから他国のものが貯蔵展示されているものは、戦争の戦利品が多いのは周知だけど、単に、戦争に勝ったからそのまま頂いただけではなく、文化や芸術のイメージのないアメリカだけど、こうやってナチスが奪い取ったけど戦況が厳しくなり、占領国に奪い返される前に処分しようとしていたものを、先に見つけて持ち主に返すとか、めちゃくちゃ人道的な事をやっていたんだね。
映画としては地味かもだけど、なんかちょっとコメディタッチで、人の死も、悲惨な描き方ではなく、彼らの行いを尊ぶような、意味があるというような、ちょっとホッコリした描き方で、単にプロパガンダな英雄としての描き方ではなくて、なんか良かったなー。
ユダヤ人のホロコーストの問題もああいう感じで当時まだそこまで明るみになっていなかっただろうから、なんか圧倒されてしまうシーンとか、妙にグッときた。
だからこそ、実際に、あの時、金歯とかも見つかったけど、そういったものは、どうなったんだろうか?と気になった。。
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