荒川さんのガッツが凄い！
荒川さんが宮崎監督に何を言われても、監督の元へ足繁く通って食らいついてくれたからこそ見れた姿がたくさんあった。
監督が弱音を吐く姿なんて心を許した相手にしか見せないと思う。
宮崎駿の深層心理に迫った、宮崎駿そのもののような素晴らしい作品だった。
宮崎駿は矛盾しているし、感情の起伏も激しく、とっつきにくいし、お世辞にも良い上司とは言えないが、とにかく人間としての魅力が凄い。こんなに魅力的で面白い人はいないと思う。
常に社会に対しての危機感を持っていて、アニメーション監督という職業が持つ意味や責任、自分がどうすれば社会を良くできるのかと言ったことを常に考えて尚且つ行動に移している生命力に溢れた人だなと思う。
一見パワーを貰えるようだけど、近くに良過ぎるとパワーを吸い取られてしまうと思う。
12時間もあったがずっと見ていられる素晴らしい作品でした。
