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ヴァリデーション(原題)のxavierのレビュー・感想・評価

ヴァリデーション(原題)(2007年製作の映画)
5.0
世界がこんな感じだったらいいのに…

ヒュー・ニューマン、彼は駐車場の承認係(駐車料金が無料になるように、駐車券にスタンプを押す)。
彼は承認を貰いに来る人々を褒め称え
笑顔にしていく。彼に会う人会う人笑顔になっていくのだか、免許証の写真を撮る女性ビクトリアだけは、彼が何をしようが笑うことは無く…
ストーリーはこんな感じ。

凄い素敵なお話!
ヒューは口が上手いというか人を褒めるのが上手い。ぶすっとした顔でやって来た人も帰る時は笑顔になっている 
ただ彼はやって来る人の笑顔が見たい
…だけの事。
彼のその行動は噂となり"承認"待ちの行列が出来るようになっていく。
果てはブッシュ大統領も、フセインも
笑顔にし、遂には敵対している国の和平条約を結ぶまでになっていく。
そんなヒューに対して、ただ1人笑わない人物が。彼は、ありとあらゆる事をビクトリアにしていくのだか、ビクトリアが1ミリも笑わないんだわ。
それでもヒューは諦めずに頑張るんだけど…
結局、ビクトリアを笑わせる事もできずヒューの顔からも笑顔が消えて…

その後の展開が良かったんだよね。
ラストに向け、伏線が張られ、それが見事に回収されている。
そして観終わった後の清々しい感じ。
ホント、良いんだよね。
15分ぐらいのショートムービーなんだけど良く出来てたなぁ。

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