クレイグスリスト・キラーのソラのネタバレレビュー・内容・結末

実際にあった事件をもとにした映画。
世界仰天ニュースの映像レベルの映画だった。

周りから一目置かれるほど優秀な医学生で、友人も多く、美人な婚約者も持ち、何不自由なく暮らしているように見えたフィリップ・マルコフは、アダルトサイトで出会った女性をホテルで襲うサイコパスだった。いつものように女性を脅すと抵抗に遭い、銃で打って殺してしまう。その事件をきっかけに警察は本格的に捜査を始める。

この映画は一体何を目的に作られたんだろう？実際にいたサイコキラーをモチーフにフィクション風に作ったサスペンスでもないし、被害者の苦しみを伝える内容にもなってないし、犯人の言い訳を最後に聞かされて、ちょっと犯人とその婚約者に同情的に終わったように感じる。騙されていた婚約者はもちろん被害者だけど、どれだけ犯人が魅力的に見えていたかを説明するだけのキャラクターになってないか？

今でもSNSで知り合った顔も素性も知らないのに実際に会って事件に巻き込まれたりするニュースはよく見かける。そういうところに警鐘を鳴らす内容かと思ってた。