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死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実のれのレビュー・感想・評価

3.8
痛くてどうしようもなくて身動き取れず思うように体が動かず食べることも寝ることもできず家族にも会えずに死を待つように長い入院生活送っとる人たちの口から"早く死にたい"って言葉・想いを聞く身からすれば、安楽死は大賛成。友達とか家族において考えたら難しくて反対したくなる気持ちもわかるけど、逆に自分に置き換えて考えてみたら安楽死ありがたくない?私は認知症になって家族の顔も忘れて全部介助してもらっておかしなことを言うようになっていく自分は耐えられん。それに選択する本人の想いには、毎日支える周りの人たちへ迷惑をかけたくないっていうのも大半を占めとるし、実際に介護疲れしてる人たちなんてその患者数よりも多いわけやから、結果本人も家族もラクになれる。やからってわけじゃないけど本人の意思を大前提尊重して家族も賛成できるんやと思う。私は介護できるから大丈夫って思っとる人は介護をしたことがないから言えることで、経験しなわからん。医療者のくせにそんなこと思うのかよって思う人もきっとおるやろうけどそれは違う。医療者なのにそう思うからこそだよ。

延命治療方向性について第一に尊重されるのは本人の意思やから、元気なうちから家族と話し合って自分の希望を伝えといた方がいい。家族に決めさせたら大半が延命希望する。意識なくなってからじゃ意思表示できひんから日頃から話すことが大事。
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