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ドレミファ娘の血は騒ぐのペインのレビュー・感想・評価

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)
4.5
黒沢清初期の愛しか感じない
ゴダール模倣映画。

勿論、主演の洞口依子さんの魅力は言わずもがな、伊丹十三演じる蓮實重彦とおもしき大学教授が強い印象を残す。

その拙さも込みで、とにかく作り手の研究心と試行錯誤がこれでもかと見てとれる“愛おしい”が勝る1作。

勿論、微妙に形を変え、洗練はされていってはいるものの、黒沢清という人は現在に至るまで一貫してこうした“不思議ちゃん”映画を撮っている人だなとも思うわけです。なので本作を観ずして黒沢映画語るべからず!(というのは半分冗談です)
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