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ドレミファ娘の血は騒ぐのABBAッキオのレビュー・感想・評価

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)
3.2
1985年黒沢清監督脚本。黒沢清初期作として著名。当初、ピンク映画として制作されたものを再編集して一般劇場公開となったらしい。新人の洞口依子が主演だが麻生うさぎの方が活躍。大学を舞台に退屈に任せて男女関係に血道を上げる学生群と、伊丹十三演じる心理学教授の物語。ストーリーらしきものはないが、当時のキャンパス風景が懐かしい。「構造と力」の立て看とか。同じ年に伊丹監督は「タンポポ」を撮影しており、そちらにも複数の俳優が出演。黒沢と伊丹は親しい関係になったが、後に製作をめぐって決裂した。洞口依子はその両方の映画に複数回出演し、今は映画評論家としても活躍。本作は麻生うさぎの最後の映像作品でもある。
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