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発情アニマル/発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978のNBTKのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪党4人のなかでもボス面してたやつは最後に復讐すれば良かったのに。
雑魚2人を最後に回した結果、なんとも尻すぼみになってしまった。
復讐の仕方も、ナイフやピストルが手元にありながらも、わざわざ自分の身を再び危険に晒すように持って回った方法なのも不自然だ。
その不自然さも、ただ殺すだけでは飽き足りないといった憤りから、儀式的な手法や復讐の美学が伴ってでもいれば納得できるのだが。例えば全員のペニスを裂くとか、斬新な方法でそれぞれ殺すとか、小説家という設定なのだからそこを絡めるとか。なんかこう、場当たり的で主意が欠落しているというか、映画的ではないというか。雑魚2人なんて、相手が持ってきたアイテムで殺しちゃうし。

冒頭の手ブレした撮影で当初は全編こんな安っぽい映像なのかと不安がよぎったが、すぐに安定していたし構図もよくて古さを感じなかった。ロケーションも美しかったり、繋ぎのカットも丁寧に入っていたりと、しっかりとした作りだった。
それに主演のカミール・キートンがとにかく美人だし、登場人物たちの演技も文句ない。脚本がなぁ。
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