ケネス・ブラナーといえばシェイクスピア、そのシェイクスピアの悲劇ではなく珍しく喜劇。めっちゃ好き。
顔を合わせれば罵り合いばっかのベネディックとベアトリスをくっつけようとするデンゼル・ワシントンと、クローディオとヒーローの邪魔をするキアヌ・リーヴス。楽しそうだし楽しい。
演出から気合い入っててどの場面も明るく楽しい。この陽気な雰囲気が好き。キャストもみんなニコニコしてて楽しい。キアヌ以外。キアヌが結婚を妨げるため無実の人間を陥れるわけだけどなかなかかわいそうなヒーロー。ここだけ悲劇。でも結果ハッピー。
この作品のキモであるベネディックとベアトリスの掛け合い。まだ当時は夫婦だったケネス・ブラナーとエマ・トンプソンのテンポのいい掛け合いがお見事で最高。セリフ回しも最高。みんなの罠に簡単にかかっちゃってかわいい。
いろいろそれでいいのかと思う部分もあるけどなんかみんなそれでよさそうだしそんなもん。シェイクスピアっぽい。
デンゼル・ワシントン、キアヌ・リーヴス、ケイト・ベッキンセイル、マイケル・キートンなどキャストも豪華で魅力的。