みる

鑑定士と顔のない依頼人のみるのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

まだ見てないのにこのネタバレ見ようとしてる人は、すぐに回れ右して映画見てくることをオススメします。


最初は、恋愛を知らないおじいちゃんが美女と恋に落ちるだけの話だと思っていたのに...色々裏切られた。
確かに、病気で奇形だと言ってたのに、特に変わった人では無いなあとは思っていたけれど...
絵画が忽然と消えているシーンでやっと、「アッこれバッドエンド???」と察して絶望。
面白かったし価値観変わったけれど、おじいちゃんと美女の感動ラブストーリーでも良かったんじゃないかなあ、とも思う。というかそっちのバージョンも見てみたい。
音楽と映像の繊細さがさらに余韻を引き立ててくる。
ラストシーンでは、贋作の中で唯一の真実だったヴァージルが、どうにか幸福であるといいなと、願わずにいられなかった。
映画の中で繰り返された「贋作の中にも真実はある」というテーマから、クレアにもヴァージルへの愛情が、わずかかもしれないけど、芽生えたと思う。
見る人の性格や生き方で、感想が大幅に違いそうな映画でした。
みる

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