Lily

鑑定士と顔のない依頼人のLilyのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.5
はぁん、ジェフリー・ラッシュすきだわぁ...

目利きの鑑定士ヴァージルが、絶対に会ってはくれない依頼人クレアの屋敷の物を鑑定をしながら、クレアのことがどんどん気になっていき...というお話。

とにかく見てる最中、続きが!!!気になる!!!!!あぁ!!!ってなってたw
ジェフリーの演技がとにかく素晴らしかった...
感想を述べるにはネタバレ必須となってしまう今作、見てない方は回れ右でお願いします。
あ、面白いかどうかで言うとかなり面白かった。
気になってる人はぜひ見てほしい。



























うまいこと伏線が張り巡らされていて、なるほどなぁ、と感動してしまった。
常にこいつ怪しくないか?と思いながら見ていたせいか、ビリーは何かしらありそうだと思っていたけど黒幕だったのね。
ちなみに一度では頭の中が?????だったので、2回見ました。
グルだったのは誰なのかと思い返してみたんだけど、まずクレア(偽)は当たり前よね。
ただ加担した理由があまりよくわからない。
途中で語った消えた恋人がロバートで、ロバートを愛したが故の加担...くらいしか思いつかなかった。
ただ単に金目当てにしては微妙かなー。
いや資産価値考えたらあれくらいはするか...
ロバートももちろんグル。
ヴァージルを信用させ、ヴァージルを意のままに操る言葉巧みさはもはや感心してしまう。
ロバートの恋人サラもグルだろう。
多分気持ちを揺さぶるためにヴァージルの前に単身現れて、彼はクレアという女の話ばかりする...と言ったんだろうけど、予想以上に揺さぶられすぎてヴァージルはロバートを切ろうとしてしまうんだろうな。
その後に外でロバートと口論してたのは、計画を台無しにするつもりだったんか!みたいな口論だったのかなと。
管理人もグルだろうな、じゃないと辻褄が合わない。
そして黒幕ビリー。
絵を評価されなかったことを根に持っていたんだろうけど、それはもう仕方なくないか!?
受け入れられなかったとはいえ、ずっとヴァージルの金儲けに加担してきて、だいぶ大掛かりすぎる...とは思ったんだけど、加担してきたが故にヴァージルの秘密のコレクションが凄い物だということは想像がついていたんだろうな。
あんなん全部売り払ったら、今回の黒幕含めたグルだったやつらの3世代は派手に遊んで暮らせるくらいの莫大な金額だったに違いない。
いやもっとか?最早想像もつかない金額なのは間違いない。

ちょっとよくわからなかったのは、老人ホームで車椅子生活を送っていたヴァージルに、秘書?が会いに来たけど、その後にスタスタ歩いて本物のクレアから話聞いたり、プラハ行ってクレア(偽)が前に話していたナイト&デイってレストランへ向かったり...
車椅子なんだったん?時系列が違うんか?って困惑。
2回見てもわからなくて、多分5回見てもわかんないと思うw
単に歩けたけど車椅子乗って過ごすのがホームの普通なのかとも思ったけど、あまりにも憔悴してた上に、介護士の話し方がしっかりしてる人へのものとは思えなかったんだよねぇ。
何にしても謎が残るけど、とてもとても面白かった...
Lily

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