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鑑定士と顔のない依頼人のdeepbluecreamのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

真贋目利きのツンデレ童貞おじさんが真の愛を求めるあまり没入し、贋の愛に翻弄され酷い目に合う話です。こんなはずじゃなかった!
このおじさんにはこのくらいの荒療治が必要だったのかもしれません。衝撃の愉しさでした。仲間のビリーが再三、アピってるのに自分の中の真の甘い汁をチュウチュウ吸ってるうちにあっという間に足をとられ罰されるハメに。真=本物のラブを得るために自身の全てを差し出しちゃったはいいけどそのラブは贋=偽物だったというオチ。フタを開けたら、(英語のタイトルThe best offer=最高の入札)、はクレアだったとな。高くついたわ!ストレートなサスペンスルックとは少し違って真贋は曖昧なものだ、という着地なのかもしれません。現実なのか虚構なのかわからないシーンもとても良かった。あんな酷い目にあいたくないです。真面目に仕事するべきですね。
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