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鑑定士と顔のない依頼人のcrnのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.0
初めて観終わった時、混乱多めの余韻に浸りながら色々なレビューを読んだところ、さらに何度か観ずにいられなくなった。それも、主人公にとってハッピーエンディングだったかを一番確認したいと思うほど感情移入していた。回収されきれない伏線の巧妙さと、解釈の余地の思わせぶりが見事。

古典アートがたくさん出てくる作品にふさわしい美しい画面構成と音楽。抑えられた全体のトーンが、主人公の心の波にあわせて高まるミステリーっぽさも良かった。
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