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鑑定士と顔のない依頼人のPoMooNのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.4
主人公ヴァージルが有名な美術鑑定士とあって、美術館のような住居や美術品が次々出てきて目を楽しませてくれる。ストーリーはミステリー仕立てで、何処か不穏な感じが続き、何処でどんでん返しがあるのか?ないのか?と、ハラハラさせる。

鑑定士ヴァージルに、ある資産家屋敷の家具や調度品の鑑定依頼が舞い込む。依頼人は病気を理由に契約にも姿を現さない資産家の一人娘クレアに好奇心から興味を惹かれていくヴァージル。姿を見せず声だけのやり取りでヴァージルとクレアはある時は傲慢、ある時は哀れ、ある時は喧嘩腰にぶつかりあう。最初は鬱陶しがっていたヴァージルだが、次第にクレアが頭から離れなくなっていく。老らくの恋の行方は、、。

恋愛経験無く、女性に興味が無いのか女性蔑視なのか?と思いきや、収集絵画が女性崇拝っぽい点や周りの人達に興味が無く、信じていないヴァージルの性癖の危うい感じもミステリーっぽい。

オートマタの部品が彼を引きつけるばら撒きだとしたら、あまりにも用意周到すぎで戦慄。

屋敷の向かいのカフェにいつも居る知的障害の女性に時間を割くのに訳があるのか?と密かに着目していたが、、。おぉ〜、そう来たか😱
No.1276
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