カミキハラ

北の国から '83冬のカミキハラのレビュー・感想・評価

北の国から '83冬(1983年製作の映画)
3.8
地上波で『北の国から'87初恋』を鑑賞し、この作品の素晴らしさに感激してから遂にドラマ版を完遂。
そしてスペシャルドラマ版1作目である今作の鑑賞に至った。
今作では改めて純の心の成長を感じ、謎の親心まで芽生えてしまうほどストーリーに没頭していった。
ボケてしまった松吉おじいさん。
罪悪感から逃れたいという願望ではなく、郷愁の念がそうさせたのだろう。

ドラマ版に引き続き今作もカッコつけたりしない等身大の人間臭さを描いており、それが私にとって抵抗なく心に浸透してくる理由である。
このシリーズを全て観終えた時、一体どんな感情が残りどれだけの虚無感が襲いかかってくるのだろうか。