タミキーリ

街は自衛するのタミキーリのレビュー・感想・評価

街は自衛する(1951年製作の映画)
3.5
サッカースタジアムで試合中に売上金強盗をした犯人たちのその後を描く。この映画何が面白いって、いきなり強盗のシーンから始まるので、なぜ彼らが知り合って、強盗をすることになったのかとか、しなければならない理由は冒頭では一切語られていない事なんですよ。
しかも、どういう知り合いだったのか、知り合ったきっかけはなんだったのかなどは最後まであまり明確に明かされない。ただ、それぞれが金銭的に困窮していることは、その後の描かれかたで判明してく。それが、全員同じ状況ではなく、それぞれにドラマがある。
そんなに尺が長い作品でもなく、むしろ短い映画なのに、途中で「第一部終了」「第二部」となったので、そこに一番びっくりした。