うらやましすぎるぜあおい輝彦と勝野洋。鈴木則文の一連の艶笑映画なんですけれども女優陣が日活とピンク映画そして元アイドルといったメンバーで構成されているため昔のような猥雑さが無く、なんかきれいなポルノ映画を見せられているような気分になった。昔の鈴木則文作品で考えるとかなり行儀が良くなりすぎていて、反権力志向のばかばかしさが少し頓挫されてる感じがした。ただ80年後半の日活ロマンポルノ、ピンク映画、アダルトビデオそして元アイドルの総出演で全て名前を覚えていることが恥ずかしい。そして、ひとつの時代の終わりを告げてるような気もしてちょっと懐かしくもあり、寂しい感じになりました。今はなき東映吉祥寺で見たことを思い出します。
