前作が史上空前のクロスオーバーで革新的だっただけに、第二弾は整合性に欠け散漫な印象に。ジョス・ウィードンの前時代的な感性も垣間見えて中々見難い一本...
インフィニティストーン、武器商人、サノスと今後に繋がる展開にはやっつけ感が否めない。ブラックウィドウとハルクの雑な恋愛、物言わぬアジア人、母性としてのケアを求めようとする展開etc..
当時の20世紀Fox社所属のX-MENから、ワンダとクイックシルバーを引き抜いての参加。エリザベス・オルセンは兎も角、『キック・アス』の強烈な印象が残るアーロン・ジョンソンは正直ミスキャスト。前年公開の『X-MEN フューチャー&パスト』で演じたエヴァン・ピーターズの印象が強過ぎた。
そもそも2015年時点にして、全員白人のスーパーヒーロー映画は如何なものか..?レイシストのマーベル社長パルムッター体制は、『シビル・ウォー』以後ケヴィン・フェイギ傘下で刷新を迫られることに。方向性の違いからDCへ移籍し、新たな火種を残す...
公開当時、同時期に放送された『エージェント・オブ・シールド』S2と密接にタイインする展開は楽しめるものの、単作としてはMCUの中でワースト級。
