ノットステア

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのノットステアのレビュー・感想・評価

4.0
○感想
この頃のキャプテン・アメリカのコスチュームカッコいいなぁ。

またやってくれたな、スターク。
と、言っていいのだろうか。
外からの敵を倒してばかりでは、毎回同じになっちゃうから、自分で敵を作って自分たちで解決する、という話の構成にした。
これもなんか違う気がする。
現実でも、国同士の戦争(=外の敵)もあれば、内部で揉めることもあるし。。。
現実からかけ離れた設定のようで、話の要点は現実的。
ウルトロンという敵が誕生するのは面白かった。※スタークの倫理的、道徳的な枷が外れたわけではないけれど。

わざわざ引用なんてしなくても、こんなことはわかりきっていることではあるけれど、、、以下、今村昌弘(2022)『魔眼の匣の殺人』創元推理文庫、pp.164-165の引用

世の中では往々にして、善かれと思ったことが凶と出たり、災いが福に転じたりすることがある。人の発明なぞは最たるもの。人を救うための技術で殺す一方、戦争のために生み出された技術が今の世を便利なものにしている
例:
・軍事技術の民生転用(原子炉、GPS、インターネット、パソコン、携帯電話)
・建築用爆薬として生まれたダイナマイトが兵器に転用
・植物学者が開発した枯葉剤はベトナム戦争で散布され毒として人々に多大な被害をもたらした
戦争のように倫理的、道徳的な枷が外される状況にこそ技術の急速な発展を促す。
逆に平和な時代には人々の心に変化を恐れる気持ちが生まれ、技術の発展に慎重になる。





○印象的なシーン
・冒頭、キャプテン・アメリカのバイク
・ハルクvsハルクバスター
・キャプテン・アメリカとムジョルニア(ソーの武器)
・クイックシルバーの死とホークアイ