お待たせしました。
本日よりデザイナー映画祭を再開したいと思います!
(誰も待ってない)
新しくフォローしてくださった方々に説明しておくと、とりあえずファッションブランドのデザイナー関連作品を人物ごとにまとめて制覇するという企画です。
前半戦ではアルマーニ→ディオール(ラフ・シモンズ)→イヴ・サンローラン→シャネルを観てきました。
今までの鑑賞作品は下のタグ
#MASAYA'Sデザイナー映画祭
をたどってください。
後半戦はラガーフェルドからのスタートとなるのですが、タイトルから分かる通りシャネルのコレクションの舞台裏を描いたドキュメンタリーです。前半戦がシャネルで終わったので、後半戦のオープニングにふさわしいかと思います。
本作はショーまでの2ヶ月を追っており、
1:カール・ラガーフェルド始動
2:靴職人マサロの苦悩
3:憧れのブライダル・ガウン
4:工房の眠れぬ夜
5:ふたつのコレクション
の5つによって構成されています。
お針子たちの仕事面だけではなく日常的な休憩場面なども描かれていたのが印象的でした。
いつ見てもオートクチュールは素晴らしいとは思いますが、今回はそれ以外に口頭で継承される靴職人の業、とりわけヒールを手作業で作っているシーンは惚れ惚れしました。
あとガロン職人の熟練の仕事っぷりは強烈です。シャネルの研修員が誰も会得できないほどの技術だから圧巻。
131分とドキュメンタリー映画にしては長めですが、マーク数が少ないとは言え平均スコアが4.3なのでかなり期待はしていました。
けれどもコレクションまでを描いたドキュメンタリーとしては『Dior & I』の方がクオリティが高い気がします。
確かに本作は感動を促すような展開になっておらず、比べる対象としてふさわしくはないかもしれませんが、とてつもなく面白いわけではありませんでした。ただ、オシャレかつコミカルに表現されているのは斬新で、ありかなとも感じさせます。
本作もシャネルの関連作品に入れることができると思いますが、全部含めるとシャネル関連の作品が6作もあるから改めて驚きです。
しばらくデザイナー映画祭が続くと思いますが、よろしくお願いします。