このレビューはネタバレを含みます
これも面白かったなぁ。
当時未知の存在だった伝説のポケモン・ルギア。その存在感もだけど、世界規模の異常気象から世界を救うという展開。今だったら『天気の子』が有名になっているけど、ここまで天候に踏み込んだの、これが先駆けなのかな?だとするとポケモンって先見性の宝庫では?
わずか81分に凝縮されたお話は、水準を突破しているまさにエンターテイメント。その裏には『ミュウツーの逆襲』とはまた違ったテーマ性(自然を軽んじる功罪、行きすぎた私利私欲)を備えているのが心強くて、ジラルダンに託したテーマ(主に後者)はまさに一番分かりやすい。「深層海流」なる言葉って今回見れて真に知ったが、これほどの題材を入れれるポケモン、スゴいな。
今作のもう一人のヒロイン・フルーラも素敵だし(映画シリーズで好きなヒロイン、この子とカノンとラティアスです)、ロケット団がサトシのピンチに馳せ参じるカッコ良さ…何かとにかくまとめられないぐらいに大好きな一本!
あと最後にサトシのママが、世界を救ったサトシのことをごく普通の男の子に戻す場面も大好きです。ママさん、メチャクチャ美味しいところを最後に持っていったなぁ(笑)。
とにもかくにもポケモン映画でオススメできる一本です!