トムコーディ

とらわれて夏のトムコーディのレビュー・感想・評価

とらわれて夏(2013年製作の映画)
3.3
 ボーダーラインの人なのね!と何処かで見た俳優だなぁと思ってた。ヒロインはタイタニックのケイトで面白そうなのでネフリ鑑賞。脱獄犯フランクの逃げた先が離婚し息子と2人で暮らすケイト宅と、そこでの刹那的な5日の話し。
 フランクは良い奴で色んな事を2人に教えてそれが後に大きく成長していく息子の、野球のバッティングやデートの時のタイヤ交換や未来の有名パイ屋になる布石になっている点が良いですね。最後も刑務所から出所してくる少し老いたフランクを待つケイトの2人、これから2人で暮らして行くであろう、草原を歩いて行くシーンで終わってしまうあたり安堵感と。
 非常に良かったが、フランクの回想シーンなのか途中途中で出てくるシーンが最終的には回収(説明)なしで過ぎてくあたり、少し分かりづらかったかな。ケイトの方の過去は、幾度の流産やら、それで夫婦は冷めてケイトも強い心の傷を作ってしまう事は語られてたが、フランクの方は回想シーンのみで大体はなんとなく分かるのであるがそこだけ少し気になったか。おっとりと爽やかな人生のロマンス映画のような感じでありましたね。