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とらわれて夏のdeepbluecreamのネタバレレビュー・内容・結末

とらわれて夏(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

えっ?メロドラマ?みたいな予告編をみて完全にナメナメでしたがジェイソン•ライトマンの名前を見て思い直して鑑賞。結果期待を上回る素晴らしさ。前半は確かにエロ映画みたいな感じで進むんだけど(桃や生地をこねくり回したり縛ったり“もう熟れてるから腐る前に食べないと…”とか)次第に大人二人の心の闇が明らかになるにつれて愛を手にする事や失った穴に振り回される辛さ、愛への渇望が染みてきました。離婚して不安を抱えながら暮らしてたら突然、家事がスーパー得意なマッチョマンが家に入ってきた〜!みたいなドリームシナリオなルックをとりながらも他人を(心身)求める気持ちや置いてきぼりにされる不安、過去のプリズナーぶりなどが色がつかない子供の視線で切り出される美しい話でした。誰かのために何かすることで自分も救われる事がある。"hunger for human touch" ママをHerと呼んでた、スーパーで出会うあの娘、優れた食べ物映画、など。
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