えでぃ

とらわれて夏のえでぃのレビュー・感想・評価

とらわれて夏(2013年製作の映画)
3.8
9月のはじめの労働者の日を週末に控えたある日、東部の小さな町で暮らすシングルマザーのアデルと13歳の息子ヘンリーは、偶然,出会った脱獄犯のフランクに強要され、自宅に匿う事になる。



愛に飢えた男と女だったが、結ばれるまで時間が掛かったのも、3人それぞれに問題があったように感じ、歯痒い思いがしました。

病んだ母親と息子だけの生活に、突然,進入して来た成人男性の脱獄犯は、鬱状態にあった母親の表情を変え、すっかり母親の顔から恋する女の顔へと変えてしまっている。

息子にとっては、これまで時には恋人になり、時には夫になっていた今までの生活と違い、自由を謳歌した事でしょう。

しかし彼は脱獄犯でしかなく、所詮,追われる身でしかない。
3人の計画が頓挫したのも、彼らの良心だけだろうか。
計画そのものや準備に問題があったようで、歯痒い思いを感じました。
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