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レイルウェイ 運命の旅路のEIRのネタバレレビュー・内容・結末

レイルウェイ 運命の旅路(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦時のイギリス人捕虜と日本人通訳の話。捕虜虐待とそのPTSDに焦点が当たってる。
日本は敗戦国だし被害者の側面ばかり目に入りがちだけど、加害の部分だって見ないといけないって突きつけられる。戦争って結局全部に傷しか残さないんだよな。残虐な行為をずっと見せられてただただしんどい。そして対峙。コリン・ファースと真田広之の色んな感情押さえ込んだ静かな2人演技ため息でるほどすごかった。自分がされたことに裁きを与えなかったシーンで憎しみは断ち切れるって映画なんだと思ったけど甘かった。更にその後に再会するんだよね。そこでの赦しと贖罪の和解が本当に眩しくて救いの話だった。エンドロールでその後友情がずっと続いたって見て、実話ってこと忘れて入り込んでたから余計にガツンときた。人間って愚かで尊い。
たとえ赦しあっても結局戦争の傷は消えないのが分かってるのに今の時代は何やってるんだろうなって重い気持ちになる。
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