瑞鶴

劇場版 空の境界/未来福音の瑞鶴のレビュー・感想・評価

5.0
確か公開日あたりに映画館へ観に行った。

本作は「空の境界」シリーズの蛇足的な作品だが、思い入ればありすぎて正常な判断が出来ずに満点にしている。

アニメ製作会社ufotable、天才プロデューサー梶浦由記率いるKalafinaの成長の証とも言える。

ufotableはこの「空の境界」シリーズを通して、凄まじくレベルアップした。令和では「鬼滅の刃」のクオリティーを観て貰えれば、その他アニメ制作会社とは一線を課する表現力を感じるはずだ。

これを書いている令和においては、残念ながらKalafinaは解散してしまったのだが、解散までは「空の境界」のみに至らず、その後も様々な作品でも耳に入る、今から思えば奇跡のような音楽ユニットだったように思える。

かなり話が脱線したが、本作は「空の境界」7章の後日談。最初は竹箒という同人サークルから発売された「空の境界 未来福音」という小説+コミックが原作だ。
当時は大人気で、入手もかなり困難で恐ろしく大行列で何時間も入手に待たされたのを覚えている。

その後、アニメ化されたのだが、7章の時点で既に完結していた話だったので、蛇足的かつファンサービスに近い本作がアニメ化までされたのは非常に嬉しく、正常な評価は出来ないで満点を付けた。
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