わたがし

ミッキーマウス ブラック&ホワイトのわたがしのレビュー・感想・評価

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 楽しすぎる。心洗われる。観てて「アニメーションを作りたい」って心から思う。この数々のアイデアをアニメーション化する技術と労力もすごいけど、この数々のアイデアを惜しみなく数分の短編にぶち込みまくってるのがすごい。2024年の感性で観ても「この物体がこんな挙動すると面白いんだ」みたいな発見が無限にある。
 ミッキーとミニーが作品を作られる毎にただのネズミから人間っぽい生き物になっていってるのが面白かった。最初は「すごい馬鹿で面白い生き物がいるよ」みたいな距離感だったのに、段々と人権が付与されていってる。ミッキーに限らず、この「人権の付与」で失われた感覚やカルチャーは無限にあるんだろうなと思う。共感や共存だけがエンターテインメントではない。
『蒸気船ウィリー』のミニーの走り方とか『ミッキーの消防夫』の金切声が面白すぎてずっと笑ってた。全然お淑やかなキャラじゃなくて最高。
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