眼帯

進撃の巨人 ATTACK ON TITANの眼帯のレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
1.0
原作改変が多すぎてもはや別物。
ツッコミどころが多すぎて、楽しいコメディ映画に成り果ててしまった作品

リヴァイもエルヴィンもハンネスさんもいない代わりに、リヴァイの綺麗好き設定だけ引き継いだイタいおじさんがいたり、世界観フル無視でゴテゴテの装甲車が出てきたりします。
最早、進撃の巨人の世界ではない。
原作シーンをとりあえず切り取り繋ぎ合わせて、これはちゃんと進撃の巨人ですよ〜って言ってきてる感じがするけど、こんなの進撃じゃない。

褒められる点は2つ
1つ目は、石原さとみさんの演技力がハンパなくて、ハンジさんの再現度だけはめちゃくちゃ高いこと。石原さとみさんがハンジさんをやってくれて良かった。最高です。
他のキャラはマジで似てません。日本人の役者だから仕方ないのかなーと思ったけど、東洋人の混血という設定であるミカサですら再現できていないのは流石にどうかと思う。完全にキャスティングをミスってる。

2つ目は、巨人がマジで怖すぎること。
リアリティの増した巨人たちめちゃくちゃ怖いです。逃げ惑う人々に上から大量の血が降り注ぐシーンや、教会のような場所に逃げ込んだ人達が一気に食われ、血が滝のように溢れだしてくるシーンは本当に怖かった。

進撃の設定とキャラ名を使用した別作品と思って見れば、見れないことは無いです。
あまりおすすめは出来ませんが、高再現度のハンジさんと激怖すぎる巨人たちはぜひ見てほしいです
眼帯

眼帯