Donatello

進撃の巨人 ATTACK ON TITANのDonatelloのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
2.6
原作は読んで無いし、TVアニメも観てなくて、とても人気があるコンテンツだという認識と、別の映画上映開始前の予告スポットを観た程度の予備知識で観に行った訳ですよ。

さすが人気の作品だけにプロットは面白いと思いますよ。プロットは。

ただ映像は想像を超えた酷さでしたね。

巨人対人類の戦い。
これマンガだからいいけど、実写にするのは聞いただけでハードル高いと思いますよ。普通に。

それでも冒頭の数十分くらいは、「巷の噂ほど悪く無いんじゃないか」と思いました。それでもね。

奇しくも直近に公開された『メイズ・ランナー』という「そびえ立つ壁感が凄い映画」があって、そんなハリウッドものと比べたら元も子もないけど、それなりにそびえ立ってて「なかなかいいじゃない」と。
更にCMでもお馴染みの最初の巨人の壁越えシーンでは、『タイタンの逆襲』のソレを「ちょっとパクった感あるけど気づかなかった事にしてあげてもいい」巨人クォリティで、「全然いいじゃない」と。
これなら仮に実写版「ナウシカ」を撮るにしても「腐ってやがる。早過ぎたんだ」系の巨人にも困らないじゃないか…そう思った時間帯が僕にもありました…。

その後、突入してきた巨人たちアレ何?予算足らなくてそこら辺の方スカウトしてきたの?エフェクトかけ忘れた?
…というレベルの台無し感。

そして例の立体起動装置ね。
ワイヤーアクションをワイヤーアクションで撮影するという、ちょっと何言ってるか分からなくなりそうな状態ですが、日曜日の朝やってる戦隊ヒーローものでもこれぐらいやってるよねというヴィジュアル。

いやもう最初の巨人の雰囲気でやろうよ。
あのシーンを予告で使ったって事はそれなりに、インパクトあるなと思って使ってる筈ですからね。

…という残念な感じでした。

まぁでも話は面白かったんで、マンガ読もうという気はしませんが、続編も一応観たいなと。

因みにこれ仮に山崎"ALWAYS永遠のミギー"貴監督ならどう撮ったのかって凄く気になりましたよええ。
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