桔梗F

進撃の巨人 ATTACK ON TITANの桔梗Fのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
3.0
諫山創の人気コミックを基に実写映画化したアクション大作。

原作マンガは全巻購入し、アニメ版もすべて観てるの一応原作大ファンです。

世間では酷評の嵐ですが、個人的には十分おもしろかったです(^o^)

○良い点
・序盤の巨人襲撃のパニック度
絶望感といいホラー度(グロ度)といい十分迫力があり◎
邦画も世界に通用するパニック映画が作れることを証明しました!

・ロケ地を軍艦島にしたこと
原作は中世ドイツ?が一応の舞台なので、真似は不可能。
思いきって日本風に廃墟活用の軍艦島ロケはよかった( ;∀;)

・あえて原作の展開、キャラ無視(笑)
原作通りのキャラと展開で作るのは不可能なので、思いきったキャラ改変は英断だったと思います(^.^)
まあキャスティングに難はありますが…

○直したい点
・脚本がしょぼい
原作を短縮せざるをえないとしても、いくらなんでもはしょりすぎです…
訓練シーンをカットはやむ終えないですが、主要キャラの背景にすら迫らないのは一映画として…です。

・キャラのミス
武田梨奈の売りと映画での使い方がおかしい。アクションが売りなのでは?続編で活躍を期待。
主要3人とサシャ、シキシマはおk。
リヴァイ役は誰にも無理と上が判断したのか、それっぽいシキシマ役を長谷川博巳が演じてましたが、絶対原作厨に文句言われるポシションをあえて受けた長谷川さんは偉い( ;∀;)

・究極のツッコミどころ
映画内で、「巨人を倒す方法は立体機動で剣で後頭部を斬る以外にない!」と明言してる、そして銃もある世界で、なぜあえて弓や斧で巨人と戦うのか?
意味がさっぱりわからない。
町山さん脚本頑張って(;´д`)

絶対大声を上げてはいけない緊迫の敵地でフラれた三浦春馬くんがまさかの絶叫(苦笑)
フィクションとはいえ辻褄は合わせてほしい。

文句はつけてますが、アクションも含め十分おもしろかったです(^o^)
アクションに「スパイダーマンの劣化」と文句つける方もいますが、邦画ではかなりいい方です♪

原作無視の謎だらけ(笑)で、後半へ続きますが、楽しみです(;゜∀゜)
広げた風呂敷をどう畳むか…

でも映画を楽しめた一番の要因は…
樋口監督の「日本沈没」を当時劇場で観たとき、カス映画すぎて涙が出たからです( ;∀;)
よくまあこれだけの傑作ネタでカス映画作りやがってと(苦笑)
ハードルが低くなって(^.^)
桔梗F

桔梗F