浮浪者

黒い罪の浮浪者のレビュー・感想・評価

黒い罪(1988年製作の映画)
3.5
映画であることをやめられますように。映画による反映画の祈りを感じてしまうようだ。それは映画に飼い慣らされすぎて己の身振りと向き合う祈りと並行しているのだろう。ただただ何も起こらない(ように)感じる、ただただ何も生まれない(ように)感じる。無常を対象として永遠を表す、この無邪気と高貴に触れる一例なのだろうか。
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