自由のために命をかけて戦う。
共に戦う友のため、”勇敢な死”という栄誉のため。
陸戦から海戦へ。
前作『300 〈スリーハンドレッド〉』は、ペルシア戦争、紀元前480年8月「テルモピュライの戦い」を描いた。
今作『300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜』は、前作の前後そして裏(海)側。ペルシア戦争、紀元前480年「マラトンの戦い」から、9月「サラミスの海戦」を描く。
ザック・スナイダー節全開の前作。
続編、今作は脚本及び製作のみ。
イスラエル人監督ノーム・ムーロを抜擢。
3D上映を意識したであろう、スローモーション+血飛沫や雨の奥行きのある立体的な動きは、前作スナイダーの影を引き摺り、拭いきれていない。
すべてが伝説級の前作との比較になるのは、続編の宿命。
あらゆる面で見劣りするのは仕方ないのかもしれない。
しかし、時を経ての再鑑賞で、単体で見れば悪くない。
特にこの時代の主戦場であった、海戦をデフォルメされたとはいえ、見れたのは興味深い。