ノラネコの呑んで観るシネマ

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.0
所謂陰謀論ではなく、さまざまな立場からJFK暗殺事件に関わった人々の視点で、何を体験したのかをドキュメントタッチで描く。
大統領を殺されたシークレットサービス、重責を背負わされた研修医、オズワルドを逮捕し損なったFBI捜査官etc.
特に暗殺を撮影した人物とオズワルドの家族にフォーカスしているのが興味深い。
全編緊張感に溢れているが、内容に特に新しい要素はない。
しかし二つの“葬る”イメージは、オフィシャルな歴史以外の真実を示唆してる様にも見える。
タイトルはJFKとオズワルドが搬送された病院名。
大統領暗殺で、人々が大きな衝撃を受け、昨日と明日が断絶されたムードがよく表現されている。
ちょうど9.11の時も同じ様な感覚だったのを思い出した。
世界が変わった4日間の物語だ。