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アデル、ブルーは熱い色のkazu1961のレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-591
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-484

🖋『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の余韻にいつまでも浸りながら、『007』シリーズの中で、2作品連続でボンドガールに選ばれるのは、作品史上初の出来事となったそのボンドガール、レア・セドゥが一番輝いていた作品なので、鑑賞しました!!この作品は、女性同士のラブストーリーて、映画史にも影響を与えた作品です。

🖋主人公アデル(アデル・エグザルホプロス)がエマ(レア・セドゥ)と恋に落ちて、そして燃え上がる恋をして、そして破局に至る。。。それをアデルの一人称で見事にその恋のプロセスを描いた作品です。決してLGBTやレズをテーマにおいているのではなく、純粋にその恋を描いた作品です。そしてその一人称のアデルの笑顔、怒り、涙と欲望に魅了され、過激なセックスシーンでさえ美しく見えてしまう、そんな作品です。ほんとアデルに共感して、美しい恋の初めから終わりまでを体感できる作品ですね。

🖋特に、カフェでアデルがエマに再会するシーンは最高。。。この10分のショットにこの作品最大の見所があります。誰もが経験する恋の破局のシーンが見事に共感できる形で描かれています。戻らない恋。想いが深ければ深いだけ切なくなるシーンに心揺さぶられます。

🖋本作、ブルーに染めた髪の女性と出会い、レズビアンに目覚めていくヒロイン、アデルの情熱的な愛の人生を描いています。その赤裸々な性愛描写は当時物議を醸しました。

🖋そして2013年、カンヌ国際映画祭でパルムドールを、審査委員長のスピルバーグを筆頭に、本来は監督一人に授与されるこの賞を、主演女優のアデル・エグザルコプロスとレア・セドゥにも同時に贈られました。これはカンヌ史上初のことでした。そしてこの迫真の演技をした二人は、MIU MIUのイメージモデルに抜擢されました。特にレア・セドゥは、プラダのモデルにもされ、前述のようにその後の『007』シリーズのボンドガールに抜擢されることに。。。

🖋そして、やっぱり恋愛映画はフランス映画やな!!と思わせてくれる作品でした。

😢Story:(参考:yahoo movies )
運命の相手は、ひとめでわかる―。アデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女に、一瞬で心奪われる。偶然再会を果たしたエマは、画家を志す美学生。アデルは身も心も一途に、エマにのめり込んで行く。数年後、教師になる夢を叶えたアデルは、エマの絵のモデルをつとめ、幸せな日々を送っていたが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『アデル、ブルーは熱い色』
・原題 :『La vie d'Adele』
・製作国 : フランス
・初公開 : 2013
・日本公開 : 2014/04/05
・上映時間 : 179分
・受賞 : 第66回カンヌ国際映画祭
パルムドール
・監督 : アブデラティフ・ケシシュ
・脚本 : アブデラティフ・ケシシュ、ガリア・ラクロワ
・原作 : ジュリー・マロ『ブルーは熱い色』
・撮影 : ソファニ・エル・ファニ
・音楽 :
・出演 : アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
2013年・第66回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。フランスの人気コミックを原作に、「身をかわして」「クスクス粒の秘密」などで注目を集めたフランスの新たな才能アブデラティフ・ケシシュ監督が、青い髪の美大生エマと出会い、運命的な恋に落ちた女性アデルの情熱的な人生を、大胆な性愛描写とともに描いた。文学を愛する高校生アデルは、青い髪をした美大生エマと運命的な出会いを果たし、2人は激しく愛し合うようになる。しかし、時の流れとともに2人の気持ちは次第にすれ違っていき……。カンヌ映画祭では、審査員長を務めたスティーブン・スピルバーグの計らいによって、ケシシュ監督とともに、エマ役のレア・セドゥーとアデル役のアデル・エグザルコプロスに対してもパルムドールが授与され、カンヌ史上初めて俳優がパルムドールを手にした。
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