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アデル、ブルーは熱い色のあんぱんのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.3
エマがとにかく美しいしかっこいいし可愛いし、魅力的過ぎて終始目が離せなかった。

日本よりあんなにジェンダーとかの面で進んでるように見えるフランスにおいてさえも、同性愛者は生きにくい世の中なんだなと。あるコミュニティでは主張できても他のコミュニティでは隠さないといけない、生きづらくなるっていうのは、私自身も気付かぬうちにきっとしていて、、にしても隠さない文化だからすごい、映画だから誇張してるにしろ思ってることをそのまま言う文化凄かった、私は生き抜けない笑

アデルがずっと焦燥感や孤独感を味わいながら生きていて、それが涙や食欲として映画では描写されていたのがすごくリアルで、勝手に感情移入していちいち辛かった
だからこそエマとの日々がより一層幸せだったし、その中での寂しさ故に間違いを犯してしまって、1番大切な人を自分のせいで失ってしまって、その自分のしょうもなさに対する後悔とか、でもしょうがなさとか、その先も彼女なしに生きていかなくてはならないし、そういった「人間」の良いところも情けないところも描いている感じがとても印象的だった。

性描写が多くてびっくりしたけど、だからこそ2人の間柄のリアルさとか、日常の幸せとか、別れの重みとかがより感じられたんだろうなと思った

喧嘩のシーンと再会のシーンは感情移入させられ過ぎてしんどいくらいだった

また見るだろうな〜、余韻。。
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