あすか

アデル、ブルーは熱い色のあすかのネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく映像が美しいおしゃれ映画。かつ私にとってはすごく衝撃的な映画だった。約10分にわたるあまりにリアルな性描写、この前のSHAMEを見ていなかったら、さらに大きな衝撃を受けたに違いない。毎晩エマと愛情を確かめ合い、幸せいっぱいのはずだったのに、だんだん二人の間に距離ができ、もう今までのような関係には慣れなくなってしまう。アデルが経験した切ない失恋の話だった。アデルの気持ち一つ一つがよく伝わってきて、最も主人公に感情移入できた映画の一つといえるかもしれない。後半のいつでもどこでもエマのことを思い出し、1人で泣き続けるアデルの愛情故の辛さが痛いほど伝わってきました。また、劇中で効果的に使われる"青"。アデルのエマに対する愛、そして執着心の象徴ともいえる。アデルの姿はかわいそうだったのに、アデルが着ているブルーのドレスや海の色はすごく鮮やかで爽やかできれいでした。
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