すあま

アデル、ブルーは熱い色のすあまのネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

18歳のアデルの恋にまっすぐで、不安定な精神状態が痛いほど伝わってきた。
少しづつ離れていくアデルとエマの距離は、なかなか気づけないような微妙なもので、コレといった大きなキッカケがある訳でもないように感じた。別れに到るまでの なんともいえない2人の距離間はとてもリアルに感じた。
その後のアデルのエマを忘れられないでフと泣き出してしまうようなシーンは胸が締め付けられるような思いだった

あとは画の美しさ。
序盤で彼氏と別れベンチに取り残されたアデルの後ろで綺麗に咲くピンクの花
2人のキスの隙間から差し込む夕日
別れた後に2人でよく来ていたベンチで眠ってしまった時の枯葉と夕日
最後、青いドレスで歩き去って行くシーン
などなど印象的なシーンが幾つかあった。
性描写は衝撃だった。とてもエロかった。音がとても生々しく聞こえたし そこまで映すのかと、かなり大胆だった。
一度見てちょっとわかんないところもあったけど、キャラクターが魅力的で みんな演技なのかわかんないくらいすごかった。
充実の3時間弱
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