観終えて2日後の今。なんだかとてもじわじわときている。同性愛者だということを公にできないアデル。この世の終わりのような悲しみや辛さに襲われても、何食わぬ顔をして翌日仕事に身を置くアデル。自分のしたいことをせず安定に手を伸ばすアデル。そんなアデルが恋をする正反対の性格を持つエマ。エマの言葉は痛いほどにとてもよくわかる。エマが歩む道はアデルだって歩みたい道。そんなエマに惹かれるんだってことをわかってほしいのに。エマは不満な顔をする。ストーリーが進むたびアデルを抱きしめてあげたくなった。でもこんな傷みや哀しみを越えて大人になっていくのかなと思うと。抱きしめるより背中を押してあげたくなった。アデルみたいな性格を持ち合わせている女の子には是非観てほしいな。3時間は少し長いかもしれないれど。