あめのおと

アデル、ブルーは熱い色のあめのおとのネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

女同士の恋愛はよくわからないけど、これはエマが仕草も言動も惚れぼれするくらいの男で、アデルは若くて保守的な女の子中の女の子なので、よくある普遍的な恋愛話だと思う。
同性愛を感じさせるのは、友達や両親からの偏見と、あとは多分レンタル版ではカットされてしまったシーンなのかな。そこが重要だっただろうに。カットされたシーンを観ずしてこの映画を語っていいものか迷いますが、とりあえずの感想。
生々しく非常に丁寧。分かりやす過ぎじゃないかとドキドキするくらいの表情のオンパレード。
無造作な髪や鼻水、ナイフもなめちゃうし、何より鼻呼吸をしない!アデル。そんなとこが魅力的なのは若さゆえだということは否めません。
若さだけではいられなくなった時に浮気がなかったとしても、いずれエマは別れを切り出していたでしょう。
でもラストの後ろ姿は、アデルはこの経験を乗り越えて、また素敵な恋ができると感じられました。平凡でも安定志向でも、アデルはアデルでいいのです。
育った環境、パスタとカキの対比が興味深かったです。
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