東日本大震災で津波を経験した人びとの対話のドキュメンタリー。これも前2作と同じ形式。
これは未来を見つめる話が多かったかな。
笑いが多く、人間に対する絶対的信頼を感じた。どん底を経験した後、信じないわけにはいかない境地に行き着いたのか。
東北三部作を通しで観て感じたのは、日本に住む人間の心の記録として、とても貴重な資料になり得るのではないかということ。東日本大震災という大災害を経験した時、人間は何を考え、どう行動したのか、その経験によって人間はどう変わったのか、変わらなかったのか。
カメラ1台で会話を途切らせることなくカット割りをしているように見えるんだけど、どうやって撮影しているんだろ。1台の訳ないんだけど、複数台だとしたら、あるべき角度にカメラが写り込んでいない。テイクを重ねているとも思えない。濱口マジックか。